【クリック】『女探偵が教える心ののぞき方』女性探偵・山崎世美子さん

“美容室感覚”でカウンセリング

 自らの離婚がきっかけだった。母子家庭でもできるビジネスはないか−。美人探偵、山崎世美子(せみこ)さんは「一人で悩む女性の駆け込み寺」を思いつき、7年前、カウンセリングに力を入れた探偵事務所を大阪に開設した。用意したのは電話とパソコン、わずかな広告宣伝費。親身な相談で客は口コミで増えていった。

 明るいシングルマザー、山崎さんの近著『女探偵が教える心ののぞき方』(サンマーク出版・1365円)には、男女の心の回路の違いから夫婦のスッタモンダの解決法までが紹介されている。

 「探偵というと、暗くて怪しいと思われがち。しかし、うちは調査に入る前のカウンセリングに時間をかけます。“美容室感覚”で、予約を入れて訪ねてくる人が多い」

 依頼の9割強が女性という。従来の探偵と違う物腰の柔らかさが客に安心感を与えるようだ。例えば、夫の浮気を疑う妻からの相談。利害関係のない山崎さんにいら立ちややるせなさをぶつけて、吹っ切れた様子で帰っていくケースもある。70歳以上の高齢者の相談が多くなっているのも最近の傾向という。

 「別れようと決心して相談に来る人は全体の2割程度しかいません。夫のことが今でも好きだからこそ、相談に来るんです。調査によって浮気がばれても、別れるための証拠にするのではなく、夫婦が同じ土俵に立って、対等な話し合いがスタートすると考えています」

 離婚の経験はあっても、山崎さんは衝動的な離婚には反対の立場をとる。「どんな人生もいいこと半分、悪いこと半分。そう考えれば、縁のある人をずっと大事にしたほうがいいに決まっています」

 日出間和貴

(01/17 05:00)

 
 


 
   
 

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